ハカラメ(マザーリーフ、ベンケイソウ)

正式名称:セイロンベンケイソウ(セイロン弁慶草) ベンケイソウ科
学名:Kalanchoe pinnata
別名:マザーリーフ、トウロウソウ(灯籠草)、ハカラメ(葉から芽)
原産地:熱帯地域
日本では西南諸島・小笠原諸島に多く見られる。葉から子供の葉が生え、増えていく。

これ、なんだかわかりますか?ちょっと写りが悪いですが、葉っぱから小さな茎と葉が出ています。
その下には細い根も生えています。
この植物はベンケイソウ、別名マザーリーフ、ハカラメ(葉から芽)。大きくなると1m以上にもなる熱帯地方に生えている植物で、その繁殖方法がこのとおり。
葉が地面に落ちると土の湿気や雨の水分を利用し、また葉の栄養分を使って、芽が出て成長していきます。やがて葉は栄養分を取られて枯れ、葉から出た子供の葉はそのまま土に根を生やし、育っていきます。
花も咲きますが、花を咲かせるのは意外と難しいようです。
最近、おしゃれな雑貨屋や植物コーナーで葉がビニール袋などに入れられ、1枚300〜500円程度で売られていますが、実際に家にあると買うのは馬鹿らしいくらいです。
写真では見えませんが、葉のあちらこちらから芽が出ています。ちょっと不気味ですが、お子さんの観察日記の材料にはもってこいの一品。夏休みようにいかがでしょうか。

ハカラメが少し大きくなったので土に植えた姿です。土に植えた分、すこーし葉も茎もしっかりして、成長していきます。大きくなると、中には茎についた状態でもその葉からまた芽がでるものもあるほど旺盛です。やがて、何枚かの葉は落ち、そこから芽が出てくる。となると普通に植えると何年か後には、放っておいてもハカラメの群生になってしまうということです。

おそろしや!ハカラメ!!
生命の神秘を感じます。


以前、土に植えてあげたハカラメ2世もこんなにこんもりと育ちました。
実は写真では確認できないのですが、土の上に葉が落ち、そこからもちいさなハカラメが生えて来ているのです。
頑張ってるなー、元気だなーと思います。
どこか、われわれも見習わなくてはいけないような強さを感じさせます。
店主の家の母体となっているハカラメ(右の鉢)は、こんなに強大化しています。
知り合いの皆さんに差し上げたりしているため、下のほうの葉がなくなってしまいました。
先ごろ、良く見たところ、葉を取った部分からまたまた葉が生え始めてきました。
以前は部屋の中に置いておきましたが、入梅前からは外に出しっぱなし。なんかその方が元気になっているようです。
いろいろ調べたところ、日光が好きな植物です(当たり前ですね、熱帯原産ですもの)から、秋まではそうしてあげようかなと思っています。
美しく、たくさんの花が咲くと聞いています。その花は非常に長い間咲くとも。同時に花を咲かせるのは難しいという話も聞きます。
実際の花を見てみたいものです。
9月になり、ふと見ると葉っぱに子供が沢山ついていました。
それが台風の影響でしょうか、落ちてしまいましたので水に入れておくと左の写真のようにまたもや育ってきました。
葉っぱが養分を取られ、腐り始めてきましたので、土に植えてあげました。
こうしてまたまた増えていってしまうのでしょう。

 

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