パセリ、イタリアンパセリ
(オランダセリ)

学名:Perilla frutescens var. crispa
科属名:セリ科 オランダゼリ属
原産地:地中海沿岸

日本では、戦前から豚カツや刺身の付け合わせまたは彩り用としてなじみ深いハーブで 、小さな花屋などでも苗を売っているのを見かけるほど身近な植物です。寒さや土壌に強い2年草で、花は2年目の秋になって咲き、小さい黄緑色の傘状の花で、その後に種子をつけて枯れてしまいます。その種からまた芽を出し、増えていく家庭でも簡単に育つ便利なハーブです。

一般的な縮れ葉の色の濃い品種は、モスカールと呼ばれる系統の、パラマウウントとい、アメリカで改良された品種で、暑さにも強いものです。

一方、イタリアンパセリは、プレーンまたはイタリアンと呼ばれる、葉がちぢれていない品種で、従来のものと品種が異なるだけです。香りが上品だと言われ、暑さにはやや弱いようです。
こちらは魚料理の香味付けに、ローレル(ゲッケイジュ)やフェンネルの葉とともに、ブーケ・ガルニとして用いられています。もちろんそのままサラダ等に添えることもあります。

店主はひとつ買ってきたのが2年前。種が落ち、今やプランター3つになっています。採れば採るほどどんどん増えています。苗を買って以来パセリとイタリアンパセリは全て自家製のものでまかなっています。(スーパーで売っているものを見てとても買う気にはなりません)

まとめてバサッバサッと切り、冷蔵庫で保存すると1週間くらいは持ちますし、なんでしたら冷凍も可。凍っているうちに手でモミモミすれば適当な細かさになりますのでかえって使いやすいかもしれません。

困ったことでは、セリ科の特徴のひとつにアゲハチョウの幼虫に食べられやすいことや貝殻虫がつきやすいということがあります。
最近ではアゲハチョウも珍しくなりましたが、一匹の幼虫は1日で一株食べてしまうほど食欲旺盛、同時に大きさも倍以上になります。
見つけたらスグにそっと他の場所へ移してあげましょう。以前アゲハチョウが卵を産みつけた直後、その卵を葉っぱごと隣の草ぼうぼうの空地に捨ててあげたこともあります。

ちなみに店主の鉢にはパセリとイタリアンパセリが混在しています。種が落ちどんどん増えていった結果こうなってしまいました。また、毎年アゲハチョウには手を焼いています。以前気付かずにパセリ全てを食べられてしまったことがあります。

こまめにチェックしましょう。

 

 

topへ

 

商用であるないに関らず、当ホームページすべてのコンテンツ(画像・文章)の無断使用・無断転載はお断りいたします。

Copyright(C) 2005 HIGEMARU-SHOUTEN All Rights Reserved.
inserted by FC2 system