ポトス

学名:Epipremnum aureum cv.”Virens"
原産地:東南アジアおよび南太平洋諸島
科名:サトイモ科  属名:エピプレナム属
代表的な観葉植物です。ポトスライムやポトスマーブルクイーン等、葉の模様や色によりいくつかの種類があります。

これはポピュラーな観葉植物です。どこにでも売っています。それで誰にでも簡単に育てられます。
写真のポトスは店主が自分で増やしたものです。
そう、ポトスもどんどん増えていきますので、とても買う気はしません。
誰か(どこか?)からポトスの葉を茎ごと1本貰いましょう。その時、葉に直接繋がる茎が元の茎と繋がっている場所ごと貰うのがコツです。
良く見ると葉に繋がる茎の根元には節のように見えるところがあります。ここが大事です。ここから根となるものが出てきます。本来、ここは木にポトスがしっかり着くためのいわばクサビのような根が出るところ。しかし、何もなければここが根になります。
貰ったら、最初は水を入れたコップに漬けておきましょう。日当たりは結構良いところへ。直射日光は強すぎるので窓越しやレースのカーテン越しがベストです。日が当たらなくても結構いけますが、大きくなりません。
たまに水をたしてあげて、1ヵ月もするとしっかりした根が生えてきます。ある程度生えてきたらあとは土に植えてあげてください。
育ってある程度大きくなったら、また先のほうを同様にチョッキン!そして水に漬けて、そして土へ。どんどん増えるはずです。

こんなになってしまいました、店主のポトスは。最初買った時は60cm程度でした。その後どんどん伸びて、今や天井にも届きそうな勢いですが、さすがに真ん中で支えているホゴ木がもう耐えられなーい!と悲鳴をあげております。
近々に鉢を変えてあげないといつかは倒れます。1番上の枝葉は実は頂点から折り返し、50cmほど下に垂れています。
今日、その先をチョッキンし、水にさしておきました。
面白いほどというか、信じられないくらいの成長です。

ポトスは誰にでも簡単に育てられます。虫がつく事もなく、病気にもかかりにくく、成長が早く、暑さ寒さに比較的丈夫な植物で、葉が多いため部屋の中の空気清浄機能やマイナスイオン効果も大きいと言われています。

何人かの人に差し上げました。中にはこれまでに何回も失敗した人も。
私も以前そうでした。1本のポトスから大きく育てたのに、ほぼ一夜にして枯れました。
多くの失敗者の原因は、 水のやりすぎです。大事にするあまり、毎日あげてしまいがちですが、それは失敗者への行進曲です。
店主は夏場でも1週間に1度かせいぜい2度(よほど暑く土が乾燥していなければしません)。冬場は10日〜2週間に1度です。 水を上げるときは鉢の下から垂れるくらいたっぷり。もちろん垂れた水は捨てておきます。これが残っていると根が腐ってしまう時がありますので。

かわいそうな話ですが、ある意味で植物は全般的にいじめがちに育てたほうがよいと言います。

愛情だといいながら何でもやりすぎはよくありません。時には辛い思いをさせ、でも横から静かに見守る、そう人と人の愛情と全く同じなのです(・・・と、それは当たり前か。だってもともと人をたどればプランクトン、そして植物の祖先へと繋がるのですから)。

 


 

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